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わさび
天城の清流は1年を通じ一定の水温を保ち、その澄み切った流れがわさび作りに適しているのです。天城の特産品であるわさび。そのわさびはどこでも出来るものではありません。清く冷たい水と気候が安定した所でなければ育ちません。
わさびはアブラナ科の多年草で
本州、九州、四国の山間部の水のきれいな冷涼地で栽培または自生しています。
栽培の方法は大別して二つあり、ここ天城でも行われている水の中で育てる水わさび(沢わさび)と、畑で育てる畑わさび(陸わさび)があります。わさび田で
栽培された水わさびは生食用として刺身の薬味などとして利用されます。
水わさびの栽培には冷涼・豊富で綺麗な水と砂地などの透水性が良い土壌が必
要ですが、それさえあれば肥料等は必要なく水を汚染しないため、環境に優しい
栽培方法だと言えるでしょう。
水わさびの根は大きいですが、畑わさびや自生種のわさびの根は小さいのです。
これはわさびが根から放出するアリルイソチオシアネートによって周辺の土壌を
殺菌し、根に菌を住まわせ一般的な植物が生えないようにしているのですが、わさび自身もこの物質によって大きくなれないため(自家中毒)なので
す。その点、水わさびは、自家中毒にならないよう流水と透水性の良い土壌に
よってアリルイソチオシアネートを洗い流すので、大きくなることが出来るので
す。 |