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しろばんば
日本近代文学を代表する作家、井上靖は多感な子供時代をここ天城湯ケ島で過ごしました。その頃の思い出を描いた自伝的小説が名作「しろばんば」。ちなみにしろばんばとは、天城の子供たちがそう呼び慣らす、夕方に白い綿毛をつけて飛ぶ虫のこと。晩秋の空中に飛ぶこの白い蚊ほどの大きさの「しろばんば」は、”冬の訪れを感じさせる”そんな風物なのです。
しろばんばの碑には小説の冒頭部分が刻まれて、湯ヶ島小学校の裏手に静かに建っています。
■■■ あらすじ ■■■
大正初期の伊豆湯ヶ島の山村。山々が暗緑の暮色に沈んでゆく冬の黄昏時には、綿くずのような白い小さな生きものが浮漂し始める。子供たちはそれを「しろばんば」と呼んだ。小学生の洪作は、この白い生きものを眺めながら、沼津に住む軍医の父と母から離れ母方の本家の当主の妾であった、ぬい婆っちゃと2人暮らしを始める。ぬいは最初は嫌々預かったのであったが今では洪作のことが可愛くて堪らない。或る日、本家の次女のさき子が女学校を終え新任教師として湯ヶ島に帰って来た。優しいさき子が帰って来たのも又嬉しい。さき子も洪作に何かと目をかけて可愛がる。ひいきと騒ぐ同級生もいるが、洪作は優等生街道をひた走る。そんな日々ではあったが、さき子は同僚の中川先生と恋におちてしまった…。
■ 映画
*しろばんば (1962/日)
監督/滝沢英輔 脚本/木下惠介 原作/井上靖 撮影/山崎善弘
美術 松山崇 音楽/斎藤高順 出演/島村徹 / 北林谷栄 / 芦川いづみ / 渡辺美佐子 / 宇野重吉
■ 井上靖旧邸までのアクセス
- 公共交通機関をご利用の場合
東海バス修善寺駅〜河津駅線「昭和の森会館」下車。
- お車でお出かけの場合
東名高速沼津ICから国道136・414号経由35km 約1時間30分
- 静岡県伊豆市湯ケ島892-6 昭和の森会館内 TEL:0558-85-1110
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